こんにちは。ナニカラブログ管理人のムギモンです
「東京オリンピック」開催まであと0日、
「東京パラリンピック」開催まであと0日となりました。
さんざん文句を言いながらも、なんだかんだと楽しみにしている東京都民も多いことでしょう。
しかし・・・
各企業ご担当者様におかれましては、さぞかし「五輪対策」に頭を抱えていらっしゃることとお察しします。
東京オリンピックを安全に楽しむためにも、東京に所在する企業が考えるべき「問題」と「対策」についてまとめました。
主に、
に向けて情報を共有できればと思います。
東京オリンピック開催日・開催場所・鉄道運行
まずは東京オリンピックの概要について軽く整理しておきます。
開催日
開催場所
メインスタジアムは国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号)
鉄道の運行
オリンピック期間(2020年7月24日(金)~8月9日(日))のみ
参考:東京2020オリンピック競技大会期間中の東京圏における鉄道の運行について
東京オリンピックで会社に起こりうるトラブル
まずは、東京オリンピックで会社に起こりうるリスクとトラブルについてです。
危機管理とBCP専門メディアのリスク対策.com(運営:新建新聞社)と、リスクマネジメント専門のニュートン・コンサルティング株式会社が共同で、各企業が東京オリンピック開催における影響をどのように考え、リスク対策にどう取り組んでいるのかアンケート調査を実施しました。
その結果によると、
などが、企業が考えなければならないリスク対策としてあげられていました。
【1】混雑による影響
まっさきに思いつくのが混雑による影響です。
近年、外国人観光客は増加の一途をたどり、都心部は平時でも常に人・人・人!
「オリンピックの時、電車乗れるのかな?」
「街は普通に歩けるのかな?」
というのは、東京都心部で働く人なら誰もが思いますよね。
予測によると、東京オリンピック開催期間中(17日間)には、1日あたり最大92万人の観光客らが東京を訪れることが予想されます。
これと匹敵する東京の集客イベントが、
東京マラソン:約200万人/日
コミックマーケット:約70万人/4日間
明治神宮の初詣:300万人/3日間
※1東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会による予測, ※2 wikipedia, ※3 wikipedia, ※神社人
です。このイベントが17日間起こると考えてください!大変な混雑と混乱が容易に想像できます。
特に2020年7月31日は月末の金曜日ということで、大会期間中もっとも混雑すると予想されています。
混雑による従業員の出社遅延
人が普段より非常に多く、さらに外国人観光客は東京の複雑な鉄道にも慣れておらず、電車に乗るのにも一苦労するはずです。
おそらく、通勤ラッシュ時は「何本待っても電車に乗れない」という事態が起こりえます。
東京都は、 “新しいワークスタイルや企業活動の東京モデル” として『スムーズビズ』という取り組みを推進しています。
これは、東京2020大会期間中の交通混雑緩和も見据え、交通量の抑制や分散に向けた交通需要マネジメント(2020TDM推進プロジェクト)やテレワーク、時差通勤などを「スムーズビズ」として一体的に推進していく取り組みです。
交通渋滞や交通規制、宿泊施設
交通渋滞や交通規制も当然起こります。
「営業活動」や「物流」に支障が出るでしょう。
など、様々な問題が発生します。
混雑による従業員の出社遅延と交通渋滞や交通規制について大会前までにやっておくことをスムーズビズのサイトの取り組みスケジュールから引用しまとめました。
【大会前までにやっておくこと】
- PLAN大会前に社内で何ができるか検討
まずは、これらの施策が可能かどうか検討し、行動計画を作成する。
- DO大会前に試し運転
作成した行動計画を短期間試運転させる。
- CHECK試行結果の検証
試運転させた行動計画を検証する。
- ACTION取り組み内容の改善を行動計画に反映
- 直前最終確認
ネットの速度低下・断絶
オリンピック期間中は多くの観光客がネットを使います。みなさんオリンピックを楽しみに来ている訳ですから、動画や写真の投稿などをたくさんするでしょう。
会場および会場周辺でスマホを使用する場合は、通信速度低下などが起こる可能性もあります。
オリンピック委員会は当然対策をしているかとは思います。
しかし、念には念を入れて、外勤でスマホを使用する社員がいる場合は、そのような可能性もあることを周知しておいたほうが良いかもしれません。
【2】サービス・クレームに関するリスク
オリンピック時だけではなく、訪都外国人は年々増えてきていますので、外国語対応をしている大規模のサービス事業者も増えてきていると思います。
しかし、小規模のお店などではまだまだ全面的に外国人受け入れ体制が整っているところは少ないでしょう。
外国語対応
飲食店であれば、英語対応のメニューを作成し、写真を掲載しておきましょう。
「当店オススメ」や「人気ランキング」などがあると迷わずに頼みやすくなります。
また、「使用した食材」や「食べ方」をイラストで表記すると外国人の方は安心して食べることができます。
メニューに番号をふっておいて、番号で注文を取るとトラブルが減りそうです。
悪質なネット書き込み・ブランドイメージ低下
悪意のある書き込みを防ぐことは難しいですが、誤解や文化の違いからくるマイナスの書き込みは防げるかもしれません。
飲食店の例になってしまいますが、
など、不満要素になるものを排除することは可能です。
全て実行するのは無理かもしれませんが、できる部分だけでも取り入れてみてはいかがでしょうか。
【3】災害・事故・疾病のリスク
これらは、企業の担当者個人でどうにかなる問題ではありません。
それよりも社員一人ひとりの普段からの意識や、防災に対する関心に依存します。
しかし、社員の防災への意識を高めることは可能です。
朝礼や会議や社内メールを利用して、社員の防災に関する知識を高めましょう。
社内の防災備蓄のアップデートや予防訓練の実施など、いまいちど確認する機会です。
東京都民であれば
東京防災の本を持っていると思いますので、読んでおくように呼びかけておきましょう。
東京オリンピックで何が起きるかは未知数だから。
東京オリンピックでどのような混乱が起こるかは全くもって未知数です。
あっけないほどスムーズに大会運営が行われるかもしれませんし、思わぬトラブルや問題が起こるかもわかりません。
オリンピック期間中やオリンピック後の会社の事業継続に差し支えのないように、念には念をいれて、起こりうるリスクを最小化していきましょう!
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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