こんにちは。ライターのウタニコです。
今回は、
このような方
のナニカラについて書きたいと思います。
このブログをチェックしてくださった方は、上司から
- 「~さんの面倒見てあげて」
- 「~さんのことよろしくね」
- 「そろそろ救育係を頼むよ!」
と言われ、情報収集されているのではないでしょうか。
中には、すでに新入社員と接している方もいるかも知れません。
昨今は一部の業種を除いて売手市場が続いており、会社は人員確保の為に多くの投資をしています。
また、数多ある会社の中でわが社を選んだ新入社員には先輩として長く働いてほしいもの。
さらに、上司に頼まれたからには期待に応えて評価をアップさせたいところです!
では具体的にナニカラ始めたらよいのでしょうか。
「面倒を見て」とは言われたけれど・・・
そもそも「面倒を見て」とは何をしてほしいということなのでしょうか。
- 社会人としての基礎的なマナーを教えることなのか
- 会社での不安や悩みの相談相手になることなのか
- 具体的な業務についてノウハウを伝えることなのか
- はたまた金曜夜に飲みに連れて行けということなのか
はっきりしません。
はっきりしないので「面倒を見る」を辞書で引いてみました。
「面倒を見る」:世話をすること
出典:goo辞典
なるほど。
世話をする。これまた “あいまい” としています。わかったようで分かりません。
そんな時は、そうです。辞書です。
「世話」:面倒を見ること
出典:goo辞典
これはどうやら「面倒を見ること」は「面倒を見ること」を意味するようです。
とても広い意味を持つんですね。言わなくてもわかるでしょ!ということのようです。
・・・・。
・・・冗談はさておき、こうした “あいまい” な指示は要注意です。
- 上司の「面倒見」のイメージ
- あなたの「面倒見」のイメージ
- 後輩の「面倒見」のイメージ
が異なると、せっかく時間と労力をを使っても、
後輩からはうっとおしく思われ、上司の評価は上がらぬはで踏んだりけったりになる危険性大です!
一体、この “あいまい” とした言葉で具体的に上司はあなたに何をしてほしいのでしょうか?
会社は何を求めているのでしょうか。
ハッキリさせてやろうじゃないの!
まず最初に、頼まれた自分を褒めてあげる
普段の業務に加えて、誰かの面倒をみてあげるのはハッキリいって負担です。
にも関わらず、上司があなたに教育係を頼んできたということは、あなたを評価しているからです。
普段の業務がおぼつかないない相手にはプラスαは求めません。
おめでとうございます!
これは自分にとってもチャンスです。
何を求められているか把握する
組織において、自分が求めらていること(=役割)を理解するのは何より大切なことです。
製造業ではもちろんのこと、サービス業においてもこれをハズすと組織の一員として評価されません。
「面倒見」においても、組織の中で仕事として頼まれたからには、期待された確固とした役割があるはずです。
しかし一方で、新人教育のノウハウがある程度蓄積されシステム化されている会社でない限り、この点に関して意外とフワッとぶん投げらることが多いのも事実です。
ですから、皆さんの会社で「面倒見」とはどのラインまで求められているかを、直接上司に確認してみましょう。
上司はなんらかの働きを期待して、そのイメージを持ってあなたに依頼してきたわけですから、そのイメージを把握して、それにそった成果を果たすのが好評価への最短距離です。
「~さんの面倒を見てあげたいのですが、どの辺までやってあげたら良いでしょうか?」
の一言でOKです。
上司は、あなたが聞いてくれたことで、「お、ちゃんと俺の期待を確認してきたぞ!なかなかできるな。」となることうけ合いです。
さらに、その際に上司に自分として考えた「面倒見」のイメージ、役割を伝えてみるともっといいと思います。
「むむ!俺の期待を把握するだけじゃなく、事前に自分に求められた役割りを考えてきたぞ!やはり、できる!」となるのは火を見るよりも明らかです。
自分が何にどの程度注力すればよいのかを把握することで、上司の評価が上がることはモチロン、一番は「これはやるべきか、やりすぎか」とあれこれ迷う必要がなくなり、あなたのストレスが大幅に減ります。
仕事において「強いストレスを感じる」原因として、「新しい役割、地位についたこと」をあげている人が23%もいます。「会社の将来性」と並ぶ数値です。参考:厚生労働省
また、あなたの役割が明確であれば、新入社員のストレスも下がります。
なぜならあなたの行動にブレが無くなり、会社からの指示であなたが行動していることが明確になるからです。
相手の納得感や安心感はとても大事です。どの様な意図で自分に接しているかあやふやでは誰でも不安なものがありますもんね。
あくまで仕事であると割り切る
年功序列の支配する組織において、
かつて吹かされた先輩風を俺も私も吹かせてやろう!いやむしろ吹かせなければならないのではないか!?
とお思いかもしれません。
そんな必要はありません。これはあくまでも仕事です。上司でもないのに偉そうにされるのは相手も面白くないでしょう。
これがあなたが生まれつきの “先輩タイプ” であれば全く問題ありません。
しかし、そんな人はなかなかいません。
何事も無理は禁物です。
あなたの人間性、性格にあった接し方を地道にしていきましょう。
もしかすると人生経験では新入社員の方があるかもしれません。
社会や仕事一般論を語るのではなく、あくまで自分の仕事の経験に基づいた各論を伝えましょう。
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